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 ― 解答・解説 ―    A群(真偽法)
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【A群 問題01〜05】

板金加工技能講座

演習問題12(打出し及び絞り加工) 解答解説

[A群(真偽法)]


問題01. 1枚の材料から、継ぎ目が無く底のある容器を作る方法には、絞り加工と張出し加工がある。
[解答]
[解説] 絞り加工とは、材料の外周部を縮め、成形する方法をいい、張出し加工とは、材料の中央部を伸ばし成形する方法をいいます。これらの方法によって、1枚の板材から継ぎ目が無い底のある容器を作ります。
絞り加工は、板材の中央部に、ある程度の伸び変形が生じるため、張出し加工との区別を明確に出来ませんので、一般には、張出し加工も絞り加工という事が多い様です。

問題02. 手作業によって、板材を外側からハンマで叩いて縮め、成形する方法を打出し加工という。
[解答]
[解説] 展性の高い良質の材料を使用して、ぼうずならし等を用い、板材の外側からハンマで叩いて縮め、成形して行く方法は、絞り加工といいます。

問題03. 打出し加工とは、いもハンマ等を用いて、板材を内側から叩き伸ばし、成形する方法をいう。
[解答]
[解説] 展性の高い良質の材料を用い、木うす、砂袋、鉛、或いは、定盤上で、いもハンマやからかみハンマ等を用い、板材の内側から叩き伸ばし、成形して行く方法を打出し加工といいます。この方法は張出し加工と同じ成形方法ですが、手作業による場合には、一般に、打出し加工といいます。

問題04. 手作業による打出し加工の仕上げには「がばり」を用いる。
[解答]
[解説] 手作業による打出し加工は、板取りしたブランクを面取りし、木うすのくぼみに合せ、いもハンマ等で叩き、一定の間隔で均一な力によって、周辺から中央に向かって同心円状に打出して行きますが、変形したり、でこぼこになったりします。
これを定盤上やぼうずならし等を用い全面を外側から、叩きながら仕上げて行きますが、この時の最終仕上げ段階で、容器の形状に合せ、予め準備した「がばり」(ゲ−ジ)を用い、がばりと容器の形状とを合せ、隙間を見ながら修正し仕上げて行きます。

問題05. 手作業による打出し加工は、ブランク材の周辺部には絞り変形、ハンマで叩かれた付近は、引張り変形を受ける。
[解答]
[解説] 木うすといもハンマを用いる手作業による打出し加工は、比較的小半径の半球状製品等の成形を能率良く行う事が出来ます。 しかしながら、ハンマで叩かれた付近は、引張り変形を受けますので、破れ易くなりますから注意を要します。
一方、ブランクの周辺は絞り変形を受け、比較的小さなしわが数多く発生します。このしわが重ならない様に叩きつぶし、もとの板厚よりも厚くなる様に縮めて行きます。この縮め作業が絞り加工の要点です。
叉、曲率半径の大きな製品の打出しには、砂袋や土床を用います。この方法で成形すると、能率の良い加工を行う事が出来ます。これらの打出し加工は、加工が進んで行くと、ブランクは加工硬化し成形が困難になったり、割れが発生するので、場合によっては、焼なましを行う必要があります。

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